【CNN】家屋空爆で50人死亡と米軍、民間人ら100人以上とアフガン

本日、アフガニスタンで米軍の誤爆により民間人が100人以上死んだというニュースがあった。
配信元はCNNだが、以下のような内容である。

ワシントン滞在中のカルザイ・アフガン大統領はCNNの取材に対し、100人以上が死亡したとの報告を受けていると述べた。空爆は米軍が実施したとも明言し、犠牲者は最大で130人に達する可能性があると述べた。
その上で、「アフガンの村落や民家にテロはない。空爆でテロリストを打ち負かすことは出来ない」と米軍に民間人が巻き込まれて死亡する空爆の停止を要求した。

既に過去の戦例から、テロリストや、ゲリラのようなタイプの紛争は空爆によってダメージを与えることは困難であり、かえって巻き添えにあった住民の反感を買い、勝利が遠くなるというのは、わかりきったことであり、ベトナム戦などでアメリカ軍が実地に体験した教訓であるはずである。米軍は過去の戦訓に学ぶ能力が無いのかとも思う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090509-00000009-cnn-int
現在、アフガニスタンでは、依然としてタリバン派の抵抗が続き、隣国のパキスタンにも内戦が飛び火している。イスラム原理主義勢力がパキスタンの首都イスラマバード近くまで迫っているので、彼らが、パキスタンの核を奪取して核武装するというシナリオまで、本気で論じられている状況である。
それにしても、サダム・フセインが死刑で、外国人を大量に殺してきた歴代米大統領はお咎めなしというのは、妙な話だと思う。